ハウスメーカーでの注文住宅

ハウスメーカー相見積もりは危険!?覚悟が必要な4つの理由

  • ハウスメーカーなら相見積もりするのが当然!
  • 相見積もりをして少しでも安く建てよう!
  • 競わせた方が良い提案してもらえるよね

ハウスメーカーを検討する人のほとんどが、相見積もりをするのが当然!って思っていると思います。ネットでもなんでも、ほとんどの情報には相見積もりをするべきと書いてありますしね。

人生で一番大きな買い物だし、建築というよくわからない世界だし、相見積もりをしたいという気持ちはとてもよくわかります。

ただ、相見積もりは正しく活用すれば良いことがある反面、注意すべきこともたくさんあります。このことを把握した上で、相見積もりをするならやりましょう。決して、良いことばかりではありませんよ。

ハウスメーカーの相見積もりは危険な理由 時間がかかる

Personal Organizer Management Schedule Planning

当たり前ですが、相見積もりするハウスメーカーを増やせば増やすほど、必要な時間は増えていきます。怖いのが、相見積もりをするハウスメーカーの数に比例して必要な時間が増えるのではなく、比例「以上」に必要時間が増えていくことが多いので注意しましょう。

どういうことかと言うと、ハウスメーカーにとっては、相見積もりは後出しジャンケンが基本的に有利とされています。要は、後出し=競合他社の間取りや見積もり額を先に出させ、それを把握した上で対策を練り、競合他社に勝ちやすい提案を考えることができるんです。

ですが、各社考えることは同じ。お互いが牽制しあって、なかなか提案を出しません。すぐにでも正式な間取りていあんができるはずなのに、「まずはラフなプランで」とか、詳細見積もりが出来ているはずなのに「まだ見積もりは出せなくて・・・」「超概算でしか伝えられなくて・・・」となります。

経験でいうと、例えば5社相見積もりをするなら、必要な時間は1社だけで検討する場合の5倍ではなく、7〜10倍くらいかかると思ってください。

時間も体力も無限にあるからいいんだ!っていう人もいるでしょうが、それなら、例えば1社で同じ時間をかけた方が、よほど中身の濃い、進んだ打ち合わせが出来ます。

5社相手にするなら、同じ話を5回しなくてはいけませんし、少なくとも5回以上同じ質問をされます。これ、思っている以上にストレスになります。

体力的にも精神的にも、疲れてくると良い家づくりはできませんから、注意してくださいね。

ハウスメーカーの相見積もりは危険な理由 良い提案ではなく安い提案になる

これ、どういうことかというと、お客さんが相見積もりをする理由の一つが、「少しでも安いところで建てたい」ということです。もちろん、値段だけで決めるつもりはない、と全員が言うのですが、実際は、安いところで建てる人がほとんどです。

そんなこと、ハウスメーカー側だってわかっています。するとどうなるか。

本当にお客さんにとって「良い提案」ではなく、他社に勝つための「安い提案」になってしまうんです。

例えば、本当は建物の形をコの字にして中庭を作る間取りが、敷地と要望からするとベストな提案だとします。でも、コの字の建物は形状が複雑なので価格が高くなる。そうすると、この提案は、しません。だって、選ばれる確率が下がるから。

他にも、

  • 「本当はここに窓があった方がより良いんだけど、高くなるからやめておこう」
  • 「この収納に棚をつけると高くなるから、どうせ気づかれないし空っぽにしておこう」
  • 「この最新設備、とても評判がいいんだけど、価格は高いから契約後に提案しよう」

こんな現象がたくさん起きます。そりゃそうです。どんなに良い提案しようが契約できなかったら成果はゼロですから。

よく、「注文建築って契約してから金額がどんどん上がる」って言われますが、それって、相見積もりしている人に特によく起こる現象なんですよ。だって、「安い提案」を受けて契約してるんですから。

契約時は安い提案を受けて、契約後にどんどん高い提案を受けて、「え!?これも見積もりに入ってなかったの?」なんてことも起きて、どんどん費用が膨らんでいくんですね。怖い。

必ずこうなるとは言いませんが、実際にこれで苦労している人をたくさん見てきていますから、心に留めておきましょうね。

ハウスメーカーの相見積もりは危険な理由 打ち合わせが楽しくない

もちろん人によるんですが、往々にして、楽しくない打ち合わせが待っています。

何故かというと、ハウスメーカーとしては、お客さんよりも他社の存在が気になって仕方ないんです。だから、打ち合わせのたびに

  • 「他社の〇〇はこんなに悪いことがあって・・・(他社の悪口)」
  • 「うちの方が〇〇の理由で優れていて・・・(必死に自己PR)
  • 「他社は本当は〇〇なんですよ(事実かよくわからないエグい写真とかを見せられる)」

こんなことが、全ての打ち合わせごとに起こります。

いや、本当は楽しく間取りとか設備とかの打ち合わせして、たくさん良い提案を受けたくて相見積もりしているはずなのに、打ち合わせの半分くらいはお客さんの話ではなく他社の悪口とかの話。そりゃあ楽しくないですよね。はっきり言って時間の無駄。

建てるのが一生に一度なら、打ち合わせ期間だって一生に一度です。せっかくだから楽しくしないと、それこそ疲れて嫌になっちゃって、良い家は建ちませんよ。

ハウスメーカーの相見積もりは危険な理由 結局見積もり条件は揃えられない

相見積もりをする場合、各社見積もりの条件を揃えることが必須です。でないと、見積もりを見比べても全く意味ないですよね。

でも、全ての見積もり条件を揃えることは、現実的に不可能です。

わかりやすい設備の有無、例えば太陽光発電の有無とか、床暖房の有無とか、こういうのはすぐにわかるから別にいいんです。

でも、例えば床材、キッチン(ベースセットだけでなく、コンロ・水栓・レンジフード・食洗機・食器棚・カウンターetc)、ユニットバス、洗面台、トイレ、壁紙、建具、収納の中身、電気設備などなど・・・これらのグレードを全て教えてもらって、把握して、揃えるって可能だと思いますか?

無理なんです。

そもそも、本来の相見積もりは「同じ仕様で発注すること」を前提として「どこが安いか」を見比べるものです。それを、ベースが違うのに相見積もりをしても、その意味は半減してしまいます。

この事実は、覚えておきましょうね。

相見積もりは本当に必要?

そもそも、本当に相見積もりをするべきかどうか、一度考えてみましょう。ハウスメーカーは一生に一度の家づくりのパートナー。これは、結婚に例えられることがよくあります。

結婚は人生の大きな決断。でも、異性は世の中に山ほどいる。では、たくさんの異性と同時に付き合って、その良し悪しを全員同時に見比べて、見極めて、1人に絞ってから結婚しますか?

違いますよね。「この人が好き」となって付き合って、「やっぱりこの人だ」と思ったら結婚するし、「この人じゃない」と思ったら別れて別の異性と付き合うんですよね。

家づくりも似たところがあります。モデルハウスたくさん見学して、ここいいなあと思ったら具体的に検討し、「やっぱりここだ!」と思ったら契約するし、「なんか違う」と思ったら断って別のハウスメーカーに声かければいいんです。

だから、大切なことは、相見積もりで比較することではなく、まず自分がどんなハウスメーカーで建てたいのかを把握することなんです。その上ではこちらが参考になるので是非みてみてください。

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ハウスメーカーの相見積もりが危険な理由 まとめ

  • 思っている以上に時間と労力がかかる
  • 良い提案ではなく安い提案になる
  • 打ち合わせが楽しくない
  • 結局見積もり条件は揃えられない

こんなふうに、相見積もりは良いことだけでは決してありません。それなりに覚悟して臨みましょう。それでも相見積もりしたい!って人は、こちらを参考にしてみてくださいませ。

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あなたの建築計画が最高のものとなりますよう、心を込めて・・・